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【桜の葉】 葉 :大島桜(ヤマザクラ群)塩漬けにします。 葉が柔らかく・香りも良い為使用されています。 桜蒸しケーキに、カットした葉が白餡に入ってます。 桜の風味と生菓子の一体感を楽しめます。 生葉:夏場の水羊羹に使用されます。 花 :八重桜の塩漬け花を、桜大福の上に載せています。 - 写真左:桜の葉 - |
【柏の葉】 以前コラムで紹介した「柏の葉」は、子孫繁栄を願って 使われています。 「新芽が出ないと古い葉が落葉しない」 縁起の良い事を祈願してます。 柏と同様にユズリハ科の - 写真右:柏の葉 - |
【その他の葉】
よもぎの葉:キク科の多年草で別名モチクサ(餅草)ともいわれます。
春につんだ新芽を茹で、草餅として使われる和菓子の定番品。
笹 の 葉:単子葉植物のイネ科に属する植物です。
笹は昔から広く利用され、笹飴・
食品を包むと防腐効果があると知られています。
ツバキの葉:ツバキ科の植物で、椿油が有名で種子(実)を絞って食用にもします。
夏場には、道明寺のおまんじゅうを挟んだ季節の和菓子に使用します。
南天の葉 :メギ科の常用樹で庭木名として利用されています。
ナンテンは、「難を転ずる」に通ずる事から縁起の良い植物として、
玄関脇に植えると良いと言われています。
和菓子店では、縁起物として赤飯の飾りに使用します。
ナンジンと言う成分が含まれており、チアン水素を微量に発生しこれが
食品の腐敗を防ぐと言われています。
【関連項目】
’06年03月01日「さくら餅」関東風と関西風 | ’07年03月01日「さくら餅」の製造 |
’12年03月03日「桃の節句・五節句」 | ’13年03月01日「長命寺の桜もち」 |
’16年03月01日「桃の節句とひな祭り」 | ’17年03月01日「桜もち誕生300周年」 |
※季節限定商品の為、1月~5月迄のコラムでご覧ください
<調査員:本 社 営業部>