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米は、小麦・とうもろこしと並ぶ世界の主要穀物の一つです。
米作りの歴史は古く世界で最初に稲が栽培されたのは、紀元前5,000年頃にインドの
アッサム地方や中国の雲何地方と言われています。
米が日本に伝来されたのは、縄文時代後期2,500年~ 3,000年前といわれています。 伝来されたルートは、3説あるようです。 ①中国北部より朝鮮半島を経て北九州に伝わった説 ②中国南部より台湾・沖縄を経たルート説 ③揚子江下流の南方民族が東シナ海を経て北九州に 移住して伝来された説 - 写真 : もち米 - |
どの説が正しいかは別として、福岡県の板付遺跡他九州各地で2,000年以上前の
水田跡と農機具などが発掘されており、伝来された時代は明確と言えるようです。
【菓子の歴史】
飛鳥時代(592年~)・奈良時代(710年~)は、菓子と言えば梨・桃・柿・みかん
(橘)等の果物(くだもの)や栗・くるみ等の木の実のことでした。
また、中国から伝来され唐菓子(米の粉を煉り形を整え油で揚げる)もありました。
室町(1336年~)から戦国時代(1467年~)を経て江戸初期(1603年~)には、
粽(ちまき)・小豆餅・餡入りのよもぎ餅等米を原料とした菓子も登場してきます。
日本の伝統的な菓子は、もち米・うるち米を原料とした「餅」や「団子」類で、
神事・仏事や祭事に菓子を作ってお供えしていたそうです。
※菓子の語源 : 菓子を漢語で「果物」意味した語彙です。
中国で「菓」と「果」同字で、食物を強調する為に「菓」の字が使われました。
日本でも近世頃まで果物(フルーツ)の意味としても使用していました。
江戸時代、菓子と区別する為に果物を「水菓子」と呼ぶ様になった様です。
最近は、「水羊かん・あんみつ・ゼリー」など水分を含んだ品を呼ぶ様にもなりました。
【関連項目】
’06年03月16日 「お は ぎ」 ’06年04月01日 「もち米とうるち米」
’07年02月16日 「もち米いろいろ」 ’07年03月16日 「お彼岸とおはぎ」
’10年08月01日 「お米について」 商 品 案 内 : 「生菓子(大福他)」
<調 査 : 営業部門>