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2012年08月01日:『お 盆』ついて


梅雨が明けたら、全国的に大変な猛暑が続いています。
九州地方の大雨で被災された皆様には、心よりお見舞申し上げます。

8月は全国的に「お盆」の帰省で毎年交通機関が混雑します。
お盆の風習は何時頃から始まったのですか。

お盆には、ご先祖の供養のお供え物に「おはぎ」もお供えします。
「おはぎ」は美味しいですね!

お盆は、太陰太陽暦である和暦の旧暦の7月15日を中心に日本で行なわれる、祖先の霊を祀る行事です。
仏教の行事と認識されていますが、仏教の教義で説明できない部分も多い様です。
古神道における先祖供養の儀式や神事を、江戸幕府が庶民に強いた檀家制度により仏教式で行う事を強制し、仏教行事の「盂蘭盆(うらぼん)」が習合して、現在の形が出来たとさます。

古神道仏教以前の日本の宗教で、原始神道・縄文神道とも言われます
盂蘭盆(ウラボン)語源はサンスクリット語の「ウランバナ」で、7月15日に父母や祖霊を供養する行事です
習 合異なる教義などを折衷する事
(おはぎ) お盆の明確な起源は分かってない様ですが、初春と初秋の 満月の日に祖先の霊が子孫を訪れる行事がありました。
初春が祖霊の年神として、神格の正月の祭となりました、 初秋が盂蘭盆と習合し、仏教行事になったと言われます。
  - 写真 : おはぎ -
日本のお盆の行事は、家族や一族が集りご先祖を供養し、 亡くなられた人をしのぶ行事として行なわれます。
初盆(ハツボン)・新盆(ニイボン・あらぼん)と呼び行事は、 親族が亡くなり仏教の49日法要が終わって最初のお盆を言い、 特に厚く供養する風習です。

東京・神奈川・沖縄・奄美地方などは、7月にお盆を迎えます。
旧盆は現在の8月13日から16日に行なわれますが、夏休み期間でもあり、 故郷への帰省が多く、この時期交通機関が混雑・渋滞となります。

迎え火13日の夕刻に「迎え火」をして、精霊棚にお供え物をして先祖・故人の霊をお迎えする。また、お墓に行きお参りをしたりします。
送り火16日の野火を「送り日」を呼び、先祖の霊をお送りする行事です。地方によっては、川で灯篭流しの風習などもあります。
※各地方でのお盆の迎え方はさまざまで、様々な形式があります事をお断りします。

【お盆のお飾り】 13年8月12日 追加加筆
①ほおずき:ほおずき葉「鬼灯/酸奨」とも書きます。
精霊が迎え火や提灯の火を頼りに集まると言われている事から「ほおずき」を提灯に見立て盆棚に飾る。
鮮やかな橙色は、花や果物などの供物の不足を補い、家族の心にも灯りをともしたはずです。

(ほずき)
②牛 馬:ご先祖(精霊)が帰ってくる時のお供物・乗り物と言われます。
きゅうりと茄子にオガラ(皮をはいだ麻の茎)を刺して牛馬に見立てます。
馬:「きゅうり」を使うことが多く、早く帰って来る・・・足が速い
牛:「茄子」を使うことが多く、ゆっくり帰れる・・・足が遅い

盆と正月の休暇を「藪入り(やぶいり)」と言われてました。
江戸時代の頃、職人・商人等のもとで仕事の見習いに丁稚奉公してた人たちが、 休暇をもらい親元に帰る事が出来る風習がありました。
現代の「夏休み」と「冬休み」にあたります。
「薮入り」という言葉も現在では死語になってきた様です。

資料: ウッキペディア 「お盆・古神道・盂蘭盆」・ 「はせがわ」を等参照しました。

【関連項目】
’06年06月16日「和菓子の日」について ’07年02月01日「節 分」の由来
’07年03月16日「お彼岸」の由来  ’07年04月01日「お花見の歴史と桜」
’09年10月01日「中秋の名月」について ’09年11月01日「七五三」について
’10年01月01日「正 月」について  ’10年09月01日「敬老の日」について
’10年12月01日「お歳暮」の起源   ’11年12月11日「クリスマス」について
’12年03月03日「桃の節句と五節句」  ’14年02月01日「節分、豆まきの謎」
’14年09月01日「中秋の名月第2弾」 ’14年10月01日 「十三夜」と「豆の日」
’15年11月01日「七五三・他」 第二弾

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