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2013年03月01日:『長命寺の桜もち』

3月3日は「桃の節句・ひな祭り」です。
ひな祭りと言えば、「さくら餅」です。

さくら餅の発祥の地、墨田区向島「長命寺」を訪れました。
もちろん「長命寺の桜もち・山本や」で食べました。

一服のお茶と和菓子で、ほんのりとしたひと時でした。
快晴で穏やかな一日、でもこの冬一番の冷え込みでした。
  ― 写真 : 長命寺 & 御朱印(画像クリック) ―
(長命寺)
【長命寺の建立】
長命寺の起源に関しては定かではないが、「長命水石文」には「当寺いにしへは、 宝樹山常泉寺と唱し道場なり」とあり、三代将軍徳川家光公が当地に鷹狩りに来た際 腹痛を起こし、住職の加持した庭中の般若水(井戸水)で薬をのんだら痛みがとまったので、 以後長命寺と呼ぶように改号された。
   - 写真左: 長命水 -
(拡大します) 宗派は天台宗で、元は東叡山寛永寺の末寺に属していたが 現在は比叡山延暦寺を本山としています。
安政二年の大地震で焼失してしまい、明治になって再建、 関東大震災で再び焼失したが本堂の阿弥陀如来はからくも 難をのがれ現在に至っております。
資料 : 長命寺しおりを参照

山本や・長命寺桜もちの由来は、長命寺の門番をしていた 創業者・山本新六が享保二年(1717年)に隅田川の土手の 桜の葉を樽に塩漬けにして、試しに「桜もち」を考案し、 向島の名跡長命寺門前で売り始めました。
   - 写真左: 山本や「長命寺桜もち」 -
(拡大します)
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八代将軍徳川吉宗が隅田川の堤に桜を植え遊覧地として整備、 桜の名所となり多くの江戸庶民が花見に集い大いに喜ばれました。
山本やの記録によると、1824年の桜葉の漬込みが31樽・ 葉の数77万5千枚、桜葉2枚使用で38万個のさくら餅が 江戸及び周辺の人達が食べられていたようです。
 -写真左:山本や・向島- 資料 : 山本や栞

【関連項目】
’06年03月01日「さくら餅」関東風と関西風  ’07年03月01日「さくら餅」の製造
’09年03月01日「和菓子の葉」  ’12年03月03日「桃の節句・五節句」
’16年03月01日「桃の節句とひな祭り」 ’17年03月01日「桜もち誕生300周年」
 商品案内 : 「生菓子」(さくら餅)  「蒸菓子」(桜パフ)
        ※季節限定商品の為、1月~4月迄のコラムでご覧ください

資料 : 長命寺 ・ 長命寺のしおり ・ ウッキペディア(桜餅)  ・
      長命寺さくら餅 ・ 「山本や栞」 等を参照しました。

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