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平成2年に「沖縄県パイン・果樹生産振興対策協議会」により制定され、
沖縄県・農林省が8月1日を「8(ぱ)・1(い)ん」の語呂合わせで制定しました。
トロピカルフルーツ代表のパインは、8月が沖縄の露地もの収穫時期です。
別の団体では8月17日を 「パイナップルの日」と制定しています。
こちらは「8(ぱ)・1(い)ん7(な)っぷる」の語呂合わせで決まったようです。
【パインの概要】
熱帯の南アメリカ原産のパイナップル科の多年草、昔は鳳梨(ホウリン:漢名)とも呼ばれていました。 苗を植えて12~18カ月すると株の中心部から花穂が現れ、 開花後受粉の有無によらず約6カ月で結実し、 その後子房に由来する真の果実と個々の花の基部にある花托、 さらに花序の軸までが融合して肥大化し「パイナップル」となります。 - 写真:パイナップル - |
これは、吸芽(キュウガ)とえい芽とも呼ばれています。
画像参照:冠芽 真南風「パイナップルが出来るまで」
冠芽は、付け根から5cm上のあたりから切り落とし、 土に埋めておくと葉が育ちパイナップルの葉となり実がなります。
ただし、実がつくまでにはおよそ2年かかります。
パイナップルは土壌には依存しておらず、熱帯のやせた酸性土壌や乾燥した環境でよく育ち、降った雨水を葉の付け根に集めて葉面から吸収します。
【パインの歴史と日本への伝来】
パイナップルは1000年以上前からブラジル南部・アルゼンチン北部・パラグアイにかけた地域で栽培されていました。
15世紀末ヨーロッパ人が新大陸へ到達した時は、既に新世界の各地に伝播栽培されており、 クリストファー・コロンブスの第2次探検隊が1493年11月4日、西インド諸島のグアドループ島で発見してからは 急速に他の大陸に伝わりました。
1513年にはスペインに、次いでインド航路に乗り、たちまちアフリカ、アジアの熱帯地方へ伝わった。 次いでフィリピンへ1558年・ジャワは1599年に伝わり、1605年にはマカオに伝わり福建を経て1650年ごろ台湾に伝来されました。 - 写真:パイナップルの畑 - |
酸味と甘味のバランスがよく、果汁も多く、完熟した果肉は口の中でとろけます。
【関連項目】
’08年05月01日 「みかん」の歴史 | ’08年10月01日 「栗」について |
’15年05月01日 「いちご」の歴史 | ’15年06月01日 「みかん」の歴史Ⅱ |
’15年07月01日 「さくらんぼ」の歴史 | ’15年10月01日 「さつま芋」の歴史 |
’15年12月01日 「りんご」の歴史 | ’16年04月01日 「桃」の歴史 |
’16年05月01日 「枇杷」の歴史 | ’16年06月01日 「メロン」の歴史 |
’16年11月01日 「柿の歴史・その他」 | ’17年06月01日 「レモン」の歴史 |
’17年08月01日 「すいか」の歴史 | ’17年09月01日 「梨」の歴史 |
資料 : ウッキペディア(パイナップル) ・ 果実ナビ(パイナップル)
果実ナビ(世界の生産量) ・ 真南風・パイナップルが出来るまで
<調 査:本社 営業部門 >