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語源は、ラテン語の「クリストゥス・ミサ」の略でキリストの降誕の祭礼を示します。
クリスマスと言えば、キリストの誕生日として定着してますが、実は何日に生まれたか
実は定かではなく関心がなかったそうです。
紀元前のローマでは、太陽神を崇拝するミトラス教が大きな勢力を持ち、冬至にあたる 12月25日が太陽神を祭る日とされていました。
4世紀頃西方教会(キリスト教)にキリストの誕生日が1/6から12/25に変わり、 336年12月25日に降誕祭が行なわれ、その後この日がクリスマスとされた様です。
※欧州等では1月6日が誕生日の説も有り、クリスマスがそれまで続いている様です。
日本の正月も松が明けるまでが正月である事と同じでしょう。
これも、サンタクロースが北欧から出発してプレゼントを贈る話しにつながります。
【クリスマスツリー(もみの木)について】
現代のツリーの歴史は意外に新しく、17世紀にドイツで始まったとされている。
北欧に住んでいた古代ゲルマン民族の「ユール」という冬至の祭で使われていたのが 樅(もみ)の木でした。
冬でも葉を枯らさずにいる樅は、生命の象徴とされていました。
ドイツにも伝わり、1600年代にはドイツ各地でクリスマスツリーをクリスマスに飾る 行為が普及されました。
【日本への伝来】
1552年(天文21年)に周防国山口(現在の山口県山口市)において宣教師コメス・デ・ トルレス達が日本人信徒を招いて降誕祭のミサを行ったのが、日本で初めてのクリス マスだそうです。
しかし、その後江戸時代に幕府がキリスト教を弾圧したことから、明治の初めまで まったく受け入れられることは有りませんでした。
ただ、鎖国中でも長崎の浦上などで隠れキリシタンによるクリスマス・ミサに相当する「御メーサン」が行われた様です。
1900年(明治33年)に明治屋が銀座に進出し、その頃からクリスマス商戦が始まった 事が大きな契機だったそうです。
1926年(大正15年)12月25日に大正天皇が崩御し、昭和時代が幕を開けました。
戦前の休日法は当初から先帝祭を休日に定めていた為、1927年(昭和2年)3月4日に 当時の休日法「休日ニ関スル件」が改正され、大正天皇祭(12月25日)が設定され、 クリスマスの習慣は休日だったこの時代に広く普及したとされています。
参考資料 : ウィキペディア(クリスマス) ・ 裏辺研究所(雑学研究所)
【関連項目】
’06年06月16日 「和菓子の日」について ’07年02月01日 「節分」の由来
’07年03月16日 「お 彼 岸」の由来 ’07年04月01日 「お花見の歴史と桜」
’09年10月01日 「中秋の名月」について ’09年11月01日 「七五三」について
’10年01月01日 「正 月」について ’10年09月01日 「敬老の日」について
’10年12月01日 「お 歳 暮」の起源 ’12年03月03日 「桃の節句と五節句」
’12年08月01日 「お盆」の由来 ’14年02月01日 「節分、豆まきの謎」
’14年09月01日 「中秋の名月第2弾」 ’14年10月01日 「十三夜」と「豆の日」
’15年11月01日 「七五三・他」 第二弾
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