株式会社山久
ホーム コラム 2012年05月01日:『お茶のいろいろ』

2012年05月01日:『お茶のいろいろ』


今年も5月になって、気温が上がってきました。
「♪夏も近~づく八十八~夜♪」は、新茶の季節です!

お茶の歴史を『和菓子とお茶はお友達』で紹介しました。
今回は、日本茶・中国茶・紅茶など『いろいろなお茶』を 調べてみました。

今日のおやつは、抹茶風味の蒸しケーキにしましょう!

(お茶) 
茶の木
茶の原産地は、近年中国雲南省西南部あたりが「茶の木」のルーツ地帯だろうという説が有力視されており、 中国が世界の茶のルーツと考えられています。
茶の木は、ツバキ科ツバキ属の常緑樹でチャの木・茶樹とも記されており、 中国・日本で栽培されている1m前後の常緑性低木で、中国産も日本産も植物学上同一種として扱われて、 花は10月~11月頃に白い花が咲き、椿の花と類似してますが花弁が丸く開きます。
インド・スリランカで等で栽培されている「アッサムチャ種」は、8~15mにも成長する別の品種の様です。
(お茶) お茶の歴史
紀元前2700年頃雲南省で茶樹が発見された
760年頃唐(617~918年)の時代中国全土で茶が広まりる
 - 写真 : 茶葉と抹茶 -
805年日本にお茶の種が中国から持ち帰られた。  遣唐使の最澄・空海・永忠で滋賀県・日吉神社に植えられた記録があります。
1191年栄西禅師が宋からお茶の種子を持帰り、佐賀県脊振山に植付け、 そこから日本各地に栽培が広まり茶の文化も始まった様です。
1368年頃中国では、釜煎り緑茶が普及、烏龍茶が誕生しました。
1587年頃安土桃山時代、豊臣秀吉が開催された茶会で千利休が活躍しました。
1610年オランダが長崎県平戸に商館を開き、日本茶を輸入しヨーロッパへ渡った説とマカオから中国茶を載せた説と有るようです。
1654年江戸時代、煎茶が誕生し、急須でお茶を入れる文化が広まったようです。
1823年イギリスの冒険家ブルース兄弟がインドのアッサム地方で茶樹を発見し、 中国種とは別種の品種である事が確認されました。 中国種と交配が進み、インド・スリランカ・バングラディシュで栽培が盛んになる。
1840年頃イギリスでアフタヌーンティの週間が始まりました。

お茶の種類
日本茶
・国内で製造されるお茶はほとんどが緑茶で、栽培方法・製造工程・摘採期の 違いでさまざまな種類のお茶があります。
・玉露(新芽に日光を遮って栽培したお茶)・煎茶(代表的なお茶で、蒸して揉んで 製造)・ほうじ茶(強火で煎って、香ばしさを引き出したお茶)・抹茶(蒸した後乾燥 し臼で挽いた粉状の茶)

中国茶
中国には数百種のお茶が存在し、色・形・香・発酵度合によって分類されます。
総称して「烏龍茶」と呼ばれ、10段階の等級とグレードに分けられます。
鉄観音茶(代表品種の鉄観音種で香味がふくよかで最高の等級)・ジャスミン茶・ 水仙(赤褐色の色が特徴、全烏龍茶の生産量半分)・黄金桂(キンモクセイの香)等

紅茶
世界中でもっとも消費されているのが紅茶です。
摘み取った茶葉を乾燥させ、もみ込んで完全発酵させたお茶です。
20数カ国で生産され、お茶の全生産量の約70%を占めているそうで、 産地の気候風土で品質や香味に個性があり、産地名が銘柄となっています。
ダージリン(インド・ヒマラヤ山麓に位置し、独特の香りと味で世界三大紅茶の一つ)・ アッサム(北東インドアッサム平原で世界最大の紅茶の産地、甘みが強くコクのある味わいと、濃い茶褐色の芳香な香でミルクティーに向くと言われます)・ ウバ ヌワラエリア(スリランカ)・キーモン(中国上海の西の安徽省)他があります。

【関連項目】
’06年05月01日「和菓子とお茶お友達」
’12年12月12日「羊羹コレクション」・宇治市・丸久小山園(抹茶製造)
 商 品 案 内 : 「抹茶大福」 「抹茶あんみつ」 「抹茶パフ」

資料: 伊藤園:お茶百科 ・  ウッキペディア(茶)等を参照しました。
    
<調 査:本社 営業部門 >