今年は、例年に比べ7月上旬全国で梅雨明けの様です。 農産物の作柄は良くない様です。 そろそろ今年も暑い夏がやって来ます。 山久の涼菓と言えば「あんみつ」があります。 今回は、あんみつパーツの製造工程をご紹介します。 もちろん、おやつは「あんみつ」それとも「黒豆かん」・・・? ― 写真 : あんみつ(盛付け例) ― |
山久のあんみつは、各パーツ毎に製造します。
寒天賽の目・フルーツ・赤豌豆・栗・小倉餡・黒糖みつ等の各種パーツに包装する ことで、それぞれの味を大切にしております。
パーツを特殊包装することとボイル殺菌することで、長期間保存が可能となり 美味しくお召し上がり頂けます。
【寒天溶解】 粉末寒天を計量。 釜に水と寒天を入れ、熱を加え溶解する。 充分に溶解した寒天をフネ(ステンレス容器)流込む。 一回の作業で250㎏の寒天が造られる。 - 写真左 : 寒天溶解釜 - |
【寒天凝固と賽の目にカット】 容器で固められた寒天・・・左側ステンレス容器 等分にカットされた寒天を賽の目状にカット機械に投入、 同じ大きさにカットした「寒天賽の目」です。 - 写真左 : 賽の目状にカット - |
【賽の目袋詰め作業】 定量の寒天賽の目を充填包装機に投入する。 ボイル殺菌の機械に入れられる。 充分に熱を加え、その後冷却されます。 - 写真左 : 賽の目袋詰め - |
【賽の目殺菌】 ボイル殺菌された製品が冷却され、 ネットコンベアーで運ばれてきます。 目視検査(下記画像参照)をしてコンテナで保管。 この日は、寒天賽の目と豆の袋詰め作業です。 - 写真左 : ボイル殺菌機出口 - |
【フルーツの撰別】 フルーツの缶詰を開缶して、撰別をします。 夾雑物・フルーツの割れ・大小・他を目視検査と 同時に撰別をします。 この他に、パイン・チェリー・赤豌豆・栗・杏など。 - 写真左 : ミカンの撰別 - |
【フルーツパーツ袋詰め作業】 撰別されたそれぞれのフルーツをカップに投入。 この時点でも目視検査をしながら、定数を入れる。 この後、袋詰めされボイル殺菌を行う。 - 写真左 : フルーツパーツ袋詰め作業 - |
【フルーツ目視検査】 賽の目パーツ同様、目視検査後に コンテナへ入れ保管する。 乾燥されるまで3~4日保管します。 上記賽の目及び他パーツも同様に行います。 - 写真左 : フルーツ検品 - |
【小倉餡の製餡】 原料の小豆甘露煮・小豆餡を釜で煉り上げます。 砂糖を加え、糖度調整を行い小倉餡が出来上がります。 製餡された小倉餡を小袋包装機で充填します。 下記画像「小袋包装充填機械」を参照ください。 |
【沖縄産黒糖みつの充填】 製品の沖縄産黒糖100%の蜜に熱を加え充填。 小袋パーツをホット充填機械で包装します。 黒糖みつは、100メッシュの「網」を通すことで夾雑物 などを完全に除去します。 - 写真左 : 蜜と餡の充填機 - |
【関連項目】
’06年05月16日 「寒天の歴史」 ’06年06月01日 「寒天とゼラチン・ペクチン」
’06年07月01日 「寒天の効能①」 ’06年07月16日 「寒天の効能②」
’08年07月01日 「寒天パート⑤」 ’09年06月01日 「みつ豆とあんみつ」
’12年07月01日 「心 太」 ’13年08月01日 「あんみつ組立」
商 品 案 内 : 「あんみつ」 「寒 天」
<調 査:本社 営業部門 >