株式会社山久
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2013年07月01日:『あんみつ製造工程』

今年は、例年に比べ7月上旬全国で梅雨明けの様です。
農産物の作柄は良くない様です。

そろそろ今年も暑い夏がやって来ます。
山久の涼菓と言えば「あんみつ」があります。
今回は、あんみつパーツの製造工程をご紹介します。

もちろん、おやつは「あんみつ」それとも「黒豆かん」・・・?

― 写真 : あんみつ(盛付け例) ―
(栗あんみつ)
【あんみつについて】
山久のあんみつは、各パーツ毎に製造します。
寒天賽の目・フルーツ・赤豌豆・栗・小倉餡・黒糖みつ等の各種パーツに包装する ことで、それぞれの味を大切にしております。
パーツを特殊包装することとボイル殺菌することで、長期間保存が可能となり 美味しくお召し上がり頂けます。

(拡大します) 【寒天溶解】
粉末寒天を計量。
釜に水と寒天を入れ、熱を加え溶解する。
充分に溶解した寒天をフネ(ステンレス容器)流込む。
一回の作業で250㎏の寒天が造られる。
            
   - 写真左 : 寒天溶解釜 -
【寒天凝固と賽の目にカット】
容器で固められた寒天・・・左側ステンレス容器
等分にカットされた寒天を賽の目状にカット機械に投入、 同じ大きさにカットした「寒天賽の目」です。

   - 写真左 : 賽の目状にカット -
(拡大します)
(拡大します) 【賽の目袋詰め作業】
定量の寒天賽の目を充填包装機に投入する。
ボイル殺菌の機械に入れられる。
充分に熱を加え、その後冷却されます。

   - 写真左 : 賽の目袋詰め -
【賽の目殺菌】
ボイル殺菌された製品が冷却され、
ネットコンベアーで運ばれてきます。
目視検査(下記画像参照)をしてコンテナで保管。
この日は、寒天賽の目と豆の袋詰め作業です。
            
   - 写真左 : ボイル殺菌機出口 -
(拡大します)
(拡大します) 【フルーツの撰別】
フルーツの缶詰を開缶して、撰別をします。
夾雑物・フルーツの割れ・大小・他を目視検査と
同時に撰別をします。
この他に、パイン・チェリー・赤豌豆・栗・杏など。

   - 写真左 : ミカンの撰別 -
【フルーツパーツ袋詰め作業】
撰別されたそれぞれのフルーツをカップに投入。
この時点でも目視検査をしながら、定数を入れる。
この後、袋詰めされボイル殺菌を行う。

  - 写真左 : フルーツパーツ袋詰め作業 -
(拡大します)
(拡大します) 【フルーツ目視検査】
賽の目パーツ同様、目視検査後に
コンテナへ入れ保管する。
乾燥されるまで3~4日保管します。
上記賽の目及び他パーツも同様に行います。

   - 写真左 : フルーツ検品 -

【小倉餡の製餡】
原料の小豆甘露煮・小豆餡を釜で煉り上げます。
砂糖を加え、糖度調整を行い小倉餡が出来上がります。
製餡された小倉餡を小袋包装機で充填します。
下記画像「小袋包装充填機械」を参照ください。

【沖縄産黒糖みつの充填】
製品の沖縄産黒糖100%の蜜に熱を加え充填。
小袋パーツをホット充填機械で包装します。
黒糖みつは、100メッシュの「網」を通すことで夾雑物 などを完全に除去します。
   - 写真左 : 蜜と餡の充填機 -
(拡大します)

【関連項目】
 ’06年05月16日 「寒天の歴史」  ’06年06月01日 「寒天とゼラチン・ペクチン」
 ’06年07月01日 「寒天の効能①」 ’06年07月16日 「寒天の効能②」
 ’08年07月01日 「寒天パート⑤」 ’09年06月01日 「みつ豆とあんみつ」
 ’12年07月01日 「心  太」    ’13年08月01日 「あんみつ組立」
 商 品 案 内 : 「あんみつ」 「寒 天」

 
<調 査:本社 営業部門 >