皆さん、こんにちは。 前回は、和菓子にたくさん使われている「砂糖」の原料 今回は「砂糖」のもう1つの原料「 「甜菜」は、アカガ科の2年生植物で、春に植え付けられて、秋に収穫されます。 根の部分に約16%程度の糖分が含有されています。 砂糖大根と呼ばれる事も多いですが、「ほうれん草」の仲間です。 甜菜は世界で約3900万トン、日本で約70万トン栽培されています。 |
ヨーロッパ地区では、古くから「甜菜」から甘い汁が出る事はわかっていたそうです。
普通砂糖と言うと「サトウキビ」の砂糖を思い浮かべますが、主産地のフランス・ドイツなどヨーロッパでは、砂糖の代名詞だそうです。
ナポレオン皇帝は、甜菜糖の奨励者です。
当時、イギリスとの戦争に敗れサトウキビが国外から入ってこなくなり、甜菜の栽培を
奨励したそうです。
日本では、北海道が主産地で、明治3年に初めて栽培され、明治14年に官営の製糖工場が操業開始されました。
但し農業・製造技術など未熟な為、その後生産は中止されました。
大正8年に再び操業され、色々と苦難の道を乗越えて現在に至っているようです。
【関連項目】
’06年01月01日 「サトウキビ」 ’06年12月01日 「砂糖の製造工程」
’06年12月16日 「いろいろな砂糖」 ’07年01月16日 「黒糖と和三盆糖」
’13年10月01日 「砂糖の歴史・世界編」 ’13年11月01日 「砂糖の歴史・日本編」
<調査員:本 社 営業部>
参考:日本甜菜製糖さんのホームページ