平成25年4月19日(金)より5月12日(日)まで 第26回全国菓子大博覧会・広島が開催されます。 会場 : 旧広島市民球場跡地・県立総合体育館とその周辺 全国の和洋菓子の製造メーカーが参加する大会です。 弊社が加盟している 東京都菓子工業組合 も展示と 菓子販売をいたします、是非皆さんお越し下さい。 美味しいお菓子が沢山あって、楽しく・美味しい博覧会です! ― 写真 : ひろしま菓子博パンフレット(画像クリック) ― |
お菓子の博覧会は、菓子の祭典としてほぼ4年に1度全国各地で開催されております。
その地域のお菓子屋さんの菓子工業組合が主催しているものですが、地方自治体も バックアップされた大きなイベントとなっています。
博覧会の始まりは、明治44年の第1回帝国菓子飴大品評会に遡ります。
戦争による一時中断はありましたが、全国のお菓子屋さんの熱意で復活し名称を 全国菓子大博覧会と変えて、約1世紀にわたりこれまで25回の開催をしております。
広島での開催は大正10年(1921年)に当時の広島県立商品
陳列所(現在の原爆ドーム)で開催された「第4回全国菓子飴
大品評会」以来92年ぶり2回目となります。 会場では全国よりお菓子が集められ展示・即売もされ、菓匠 (和菓子の職人)やパティシエが伝統の技を駆使して制作した 「工芸菓子」も多数展示されます。 - 写真左:ひろしま博パンフレット(画像クリック) - |
【全国菓子大博覧会の歴史】
第1回帝国菓子飴大品評会 明治44年4月(1911年)東京市赤坂溜池・三会堂
出品人数:972名 出品点数2,506点 佐賀県を除く全国より出品される
竿物(羊羹系統):1,411点 焼物(ビスケット・ボーロ等):407点 飴菓子:179点
その他落雁・栗の菓子・掛け物(金平糖・ドロップ等)・干菓子・蒸菓子・餡物
カステラ・洋菓子などの出品があったと記録されています。
第2回帝国菓子飴大品評会 明治45年4月(1912年)金沢兼六園前田別邸
出品人数:1,006名 出品点数2,400点 殆どが羊羹類の出品と記録
第3回全国菓子飴大品評会 大正8年3月(1919年)大阪商品陳列所
出品者:1,263名 この大会から名称が「帝国」より「全国」に変更された
第4回全国菓子飴大品評会 大正10年3月(1921年)広島商品陳列所
出品者:2,253名 出品点数5,462点 朝鮮・満州・支那・ハワイからも出品
第5回全国菓子飴大品評会 大正12年3月(1923年)福岡市福岡商品陳列所
出品点数5,620点 全国菓子生産金額 3億円/年間
第6回全国菓子飴大品評会 大正15年4月(1926年)京城府(ソウル)商品陳列所
現在の大韓民国(韓国)での開催で、都道府県以外で初のとなりました。
第7回全国菓子飴大品評会 昭和3年9月(1928年)岐阜市商品陳列所
出品点数5,772点 岐阜では初の「秋」開催となる
第8回全国菓子飴大品評会 昭和6年4月(1931年)松山市商品陳列所
桜内 幸雄 商工大臣(この回より初めて大臣が推戴されました)
第9回全国菓子飴大品評会 昭和8年5月(1933年)新潟市商工奨励館
「品評会」では規模が小さいので次回より「大博覧会」に名称変更
第10回全国菓子大博覧会 昭和10年5月(1939年)仙台市商工奨励館
「博覧会」の名称となった最初の大会となりました
第11回全国菓子品評会 昭和14年4月(1935年)大分市特設会場で開催
支那事変にて名称を臨時改名する
第12回全国菓子大博覧会 昭和27年5月(1952年)横浜市「横浜フライヤージム」
アメリカ軍が伊勢崎町に建設した室内運動場を借受け、13年振りに開催
第13回全国菓子大博覧会 昭和29年4月(1954年)京都市岡崎勧業館他3会場
名誉総裁に高松宮宣仁親王が推挙されました
第14回全国菓子大博覧会 昭和32年3月(1957年)長崎市国際文化会館付近一帯
高松宮宣仁親王殿下・高松宮喜久子妃殿下が開会式にご臨席された
第15回全国菓子大博覧会 昭和36年4月(1961年)名古屋市愛知県庁前特設会場
この博覧会より名誉総裁賞(高松宮賞)がお菓子を対象の賞となりました
第16回全国菓子大博覧会 昭和40年4月(1965年)秋田市山王通り会場
前年の東京オリンピックの影響もあり、秋田博は大盛況となりました
第17回全国菓子大博覧会 昭和43年6月(1968年)札幌市大通り公園で開催
展示出品:30,560点 審査出品:11,337点 博覧会史上空前の規模
イギリス・フランス・スイスから出品され国際色豊かになった
第18回全国菓子大博覧会 昭和48年2月(1973年)鹿児島市鴨池運動公園
外国為替が変動相場制に移行・中東戦争勃発でオイルショック等の世情
第19回全国菓子大博覧会 昭和52年2月(1977年)静岡市曲金・カネボウ跡地
延入場数が110万人を越える盛況な博覧会となりました
昭和56年から毎月15日が「お菓子の日」と制定されました
第20回全国菓子大博覧会 昭和59年2月(1984年)明治神宮外苑絵画館前
記念すべき20回目は発祥の地東京に戻っての開催となりました。
菓子博も国際的になり、世界のお菓子館にフランス・スイス・オーストリア
スペイン・ドイツ・韓国から出展されました。
全国お菓子めぐり館・お菓子関連館・世界のお菓子館の他多数の
催しがあり、入場者数81万人となりました。
第21回全国菓子大博覧会 平成元年4月(1989年)松江市西川津町北公園
名誉総裁に三笠宮寛仁親王殿下推挙されました
松江市制100周年記念事業として初の官民共催で開催、入場者73万人
昭和64年1月7日裕仁天皇崩御され平成となり、消費税3%が開始
第22回全国菓子大博覧会 平成6年4月(1994年)石川県西部緑地公園
「お菓子21世紀への愛のメッセージ」をテーマで、入場者数74万人
第23回全国菓子大博覧会 平成10年4月(1998年)岩手産業文化センター
「夢を創る」をテーマで、入場者数45万人に達した
第24回全国菓子大博覧会 平成14年11月(2002年)グランメッセ熊本・熊本城
2会場同時開催により会期間18日中、入場者総数は55万人
第25回全国菓子大博覧会 平成20年4月(2008年)姫路城周辺で開催
期間24日中、入場者総数は92万人を超えました
第26回全国菓子大博覧会回全国菓子大博覧会 平成25年4月(2013年)
旧広島市民球場跡地・県立総合体育館とその周辺で開催
テーマは「知る・見る・食べる・買うがいっぱい!」のお菓子の祭典です
期間24日中、入場者総数は80万7千人を超えました
第27回全国菓子大博覧会・三重 平成29年4月24日(2017年)より開催しました
伊勢市内・三重県営サンアリーナ及び周辺地区が会場です
開催テーマ:お菓子がつなぐ「おもてなし」を世界へ H29年5月加筆
資料 : 全国菓子工業組合連合会(全菓連) ・ ひろしま菓子博2013 等を参照
【関連項目】
’13年05月01日「ひろしま菓子博」 | ’17年05月01日「お伊勢さん菓子博2017」 |
<調 査:本社 営業部門 >