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2009年02月01日:『六本木・七福神めぐり』

前回のテーマ大福の「福」に因んで
東京都港区の「七福神めぐり」をしてきました。

お正月には、宝船に七福神が有名です。
各地で「七福神めぐり」の案内を目にすることがあります。
何時頃から始められたのですか。
七福神について教えて下さい。

1月11日は、晴れですが寒い日でした。
屋台の焼き芋屋さんのお芋は美味しかった!
(七福神)
 七福神の信仰は、室町時代末期頃の京都に始まったと言われています。
農民や漁民の民間信仰として始められ,家康が七福神信仰を奨励したことで、
江戸中期頃には盛んに七福神を祀る神社仏閣が建てられるようになりました。
 当初恵比須様と大黒天様の二神から始まり、女神の弁財天様が加えられて三神
その後毘沙門天様と布袋和尚様を加えて五福神になりました。
また、後に福禄寿様と寿老人様を加え七福神を誕生させたと言われています。
 関西地区に約40箇所、東京には約30箇所、全国では300程の「七福神めぐり」の
コースがある様です。 興味のある方は、「七福神めぐり」をクリックしてみて下さい。
(熊野神社拡大) 【恵 比 寿】
熊野神社 : 東京都港区麻布台2-2
七福神で唯一日本の神様で「商売繁盛」の神様です。
「大漁追福」の漁業の神と共に福の神として「商売繁盛」や
「五穀豊穣」を祈願の神様となりました。
   - 写真左:熊野神社 -

【大 黒 天】
大法寺 : 東京都港区元麻布1-1-1
麻布十番街に近く、オーストリア大使館の裏手に在ります。
インドのヒンドゥー教シヴァ神と日本古来の大国主命(おおくにぬし)(出雲大社の祭神)を折衷しの習合された神様です。
大黒柱と現される様に食物と財福を司る神となった。
五穀豊穣、子孫愛育の神様。
 - 写真右:大法寺 -
(大黒天拡大)

(宝珠院拡大) 【弁 財 天】
宝珠院 : 東京都港区芝公園4-8-55
芝増上寺の裏手で、東京タワーを真正面に臨む位置です。
ヒンドゥー教のサラスヴァティー神で、唯一の女神です。
芸術、学問などを司り、恋愛成就、学問技芸成就の神様。
   -写真左:宝珠院-

【毘沙門天】
氷川神社 : 東京都港区元麻布1-4-2
近隣にアルゼンチン大使館・パキスタン大使館の前に
位置する高台に在ります。
元はインドのヒンドゥー教のクヴェーラ神で、これが仏教に
おける四天王の一尊に数えられる武神である「多聞天」で、
日本では毘沙門天と呼ばれる。
武道成就、開運厄除、大願成就の神様。
   -写真右:氷川神社-
(毘沙門天拡大)
(布袋尊拡大)
【布 袋 尊】
久国神社 : 東京都港区元麻布1-4-2
前側にアークヒル、裏手にアメリカ大使館と宿舎です。
唐末期の明州(浙江省)に実在したと言われる仏教の僧侶。
本来の名は、釈契此(しゃくかいし)であるが、水墨画の好画題とされ、
常に大きな袋を背負った太鼓腹の僧侶の姿で描かれ
俗称である布袋という名で知られる
  -写真左:久国神社-
【福 禄 寿】
天祖神社 : 東京都港区六本木7-7-7
乃木坂に近く、東京ミッドタウンの西側に位置いています。
道教の宋の道士で、南極星の化身の老子である
寿老人の別名または同一神とされる。
福禄寿の正体は、はっきりいってよく解ってない様です。
  -写真右:天祖神社-
(天祖神社拡大)
(桜田神社拡大)
【寿 老 神】
桜田神社 : 東京都港区西麻布3-2-16
六本木ヒルズの西側に位置し、中国大使館など近隣に
多くの大使館があります。
寿老人は白ひげで杖を持ち、鹿を伴っています。
天南星の化身だと言われていますが、
福禄寿と同様実態はわかりません。
中国でもしばしば二人の仙人は混同されています。
   -写真左:桜田神社-


【宝 船】
十番稲荷神社 : 東京都港区麻布十番1-4-6
麻布十番街を出た大通りに面しています。
正月に枕の下に「七福神の乗った宝船の絵」を
入れておくと、良い初夢が見られると言われています。
七福神は、仏教自体より、日本特有の神仏習合の結果の
民間信仰の一形態でしょう。
   - 写真右:十番稲荷神社 -
(十番稲荷神社拡大)

【関連項目】
’09年04月01日「八福神を発見・京都」 ’11年01月01日 「鎌倉・八福神」
’12年01月01日「深川・七福神」     ’13年01月01日 「京都・七福神」
’14年01月01日「谷中・七福神」     ’15年01月01日 「日本橋・七福神」
’16年01月01日「下谷・七福神」     ’17年01月01日 「柴又・七福神」
’18年01月01日「新宿山の手・七福神」 ’19年01月01日「池上・七福神」

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