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社殿を造り替える20年に一度の大祭です。
遷宮(せんぐう)とは、正殿(しょうでん)を始め御垣内(みかきうち)のお建物全てを建て替えし、さらに殿内の御装束(おんしょうぞく)や神宝を新調して、御神体を新宮へ遷(うつ)すことです。
平成17年から第62回式年遷宮の諸祭・行事の準備が行われてきました。
第1回の式年遷宮が内宮で行われたのは、第41代持統(じとう)天皇4年(690)頃の様です。
その後、戦国時代の120年以上に及ぶ中断や幾度かの延期などが有りましたが、1,300年にわたって続けられ、昭和48年に第60回、平成5年に第61回、本年平成25年に第62回を迎え、次回は平成45年(2033年)となります。
【伊勢神宮とは】
伊勢神宮には、太陽を神格化した天照坐皇大御神 (あまてらしますすめおおみかみ)を祀る皇大神宮と、衣食住の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る豊受大神宮の二つの正宮があり、一般に皇大神宮は内宮(ないくう)、豊受大神宮は外宮(げくう)と呼ばれます。
※天照大神は、日本神話に登場する神。
皇室の祖神(皇祖神)の一柱とされ、日本民族の総氏神とされている。
【伊勢神宮の創建】
伊勢神宮の創建は不明だそうです。
古事記・日本書紀には第11代垂仁(すいにん)天皇(紀元前69~70年頃?)の皇女によるとも書かれていますが、伝説にすぎない様です。
【外宮参拝】 神宮参拝の順路は、多くの場合まず外宮からというのが古来からのならわしです。 外宮は、伊勢市駅から徒歩7分位です。 その後内宮ヘとお参りとなりますが、外宮前からバスで 15分程度・徒歩では50分以上掛ります。 - 写真左 : 豊受大御神御案内 - |
【外宮】 お名前の「うけ」とは食物の事で、豊受大御神(とようけのおおみかみ)は食物・穀物を司る神です。 このことより、衣食住、ひろく産業の守護神としてあがめられています。 今からおよそ1500年前第21代雄略(ゆうりゃく)天皇は、夢の中で天照大御神のお教えをお受けになられ、 豊受大御神を丹波の国から、内宮にほど近い山田の原にお迎えされました。 - 写真左 : 外宮鳥居 - |
【外宮御正殿】 皇大神宮(内宮)ご鎮座より遅れること481年、雄略天皇の御代、天照坐皇大御神のお告げによって山田の原にお迎えした、豊受大御神をおまつりしています。 唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)といわれる、建築様式のご正殿は、ほぼ内宮の正宮と規模やつくりはかわりませんが、鰹木が内宮より1本少なく、千木が外削(先端が垂直に切られている)になってます。 - 写真左 : 外宮御正殿 - |
【多賀宮(たかのみや)】 外宮の別宮の中でも御正殿と同様、遷宮が行われる最も格式の高い別宮。 豊受大御神荒御魂(とようけおおみかみのあらみたま)をおまつりしています。 - 写真左 : 多賀宮 - |
外宮の土地の守り神である大土御祖神(おおつちみおやのかみ)がおまつりされている別宮です。
【風宮(かぜのみや)】
風の神である級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)をおまつりする別宮。
【神楽殿(かぐらでん)】
御正宮(ごしょうぐう)に向かう参道の途中にある建物で、お神札・お守り・神宮暦・御朱印の授与、ご祈祷・御神楽などを行っています
【勾玉池(まあがたいけ)】
その名のとおり勾玉(まがたま)の形をした池。
池畔には舞楽の舞台が常設されていて、中秋の名月の宵には、神宮観月会が行われます。
【内宮】 神路山・島路山を源とする五十鈴川の川上に鎮座しおり、 ご祭神は天照坐皇大御神です。 わが国最初の正史『日本書紀』の伝えでは、皇大御神(こうたいじんぐう)は「光華明彩(ひかりうるわ)しく、六合(あめつち)の内に照り徹(とお)らせり」と称えられ、 - 写真左 : 伊勢神宮内宮大鳥居 - |
皇孫(すめみま)・天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)を高天原 からこの国に降されますときにあたり、尊の御位と地上の永遠を祝福して豊葦原 の千五百秋(ちいほあき)の瑞穂国は、「是れ吾が子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり。 宜しく爾(いまし)皇孫、就(ゆ)きて治(しら)せ。行矣(さきくませ)。宝祚(あまつひつぎ)のさかえまさんこと、 まさに天壌(あめつち)と窮(きわま)りなかるべし。」と称されました。
【内宮御正殿】 垂仁天皇26年にご鎮座されてから2000年。 4重の御垣に囲まれた一番奥にあるご正殿に、天照坐皇大御神がお鎮まりになっています。 唯一神明造と名付けられる建築様式です。 遷宮によって、2000年昔と変わらない姿を今も拝することが出来るのです。 - 写真左 : 内宮御正殿 - |
【荒祭宮(ああらまつりのみや)】 数ある内宮の別宮の中でも御正宮と同様に遷宮が行われる最も格式の高い別宮。 天照大御神の荒御魂(あらみたま:神の特別な働きをする状態、または神が現れる状態)をお祀りしております。 - 写真左 : 荒祭宮 - |
聖界と俗界との架け橋といわれる宇治橋は、五十鈴川に架けられた全長101.8mの純日本風木造反り橋。
【五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらし)】
参拝をする前に五十鈴川の清流で心身を清めるところです。
【滝祭神(たきまつりのかみ)】
五十鈴川を守護する水の神。古くから社殿のない形でお祀りされ、皇大神宮の所管社であるが、別宮に準じて祭典が奉仕される特殊なお宮です。
【風日祈宮(かざひのみや)】
風の神をまつる別宮です。
鎌倉時代の2度に亘る元冦(げんこう)の時、神風(かみかぜ)を起こして日本を守ったといわれる神です
【神楽殿(かぐらでん)】
参道沿いにある銅板葺、入母屋造(いりもやづくり)の大きな建物。神楽を奉奏する神楽殿、御饌(みけ)を供えて神さまにお祈りする御饌殿、お神札・お守り・神宮暦・御朱印の授与などを行っている神札授与所が並んでいます。
【新御敷地(しんみしきち)】
御正宮(ごしょうぐう)には東西に同じ広さの敷地があり、20年に一度の式年遷宮(しきねんせんぐう)ごとに社殿が新しく造り替えられます
【子安神社(こやすじんじゃ)】
御祭神は木華開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)で、安産や厄除けの神として多くの人の信仰を集めています。
資料 : 伊勢神宮 ・ ウッキペキュア(伊勢神宮) ・ 伊勢市観光協会HP
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