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2013年01月01日:『京都・七福神めぐり』

明けまして おめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

今回は、京都市「都七福神めぐり」をしてきました。
港区の「七福神+ONE」、鎌倉・江ノ島の「七福神+ONE」
江東区深川「七福神めぐり」に続き、京都市を巡ります。

正月の京都は小雪もちらつき、冷え込んでいました。
(都七福神)
古来より民衆の間で信仰の篤い七福神は、京都が発祥の地とされ「都七福神」の 巡拝は古くから行なわれているものです。
七福神の神々の力をもって福運を授かろうとする民衆の願いであり、特に新春に 巡拝すると七難即滅、七福即生極まりなしと言われ功徳が大きいとされています。
                       *** 都七福神事務局 ***

 【ゑびす神】 恵美寿神社:京都市東山区大和大路通り四条下ル
(恵美寿神社拡大) 「京のゑべっさん」として京都の人から親しまれ「商売繁盛」の 守り神として有名です。
鎌倉時代初期に建仁時の鎮守社として創建され、 えびすさんは七福神で日本古来の唯一の福の神です。
建仁寺を開山した栄西禅師が無事中国から帰朝された 故事から「旅ゑびす」とも言われております。
   - 写真左:恵美寿神社 -
写真クリック
  「この板を叩いてお参り下さい」:御賽銭と願いごとを神様に伝える。

 【弁 財 天】 六波羅蜜寺(ロクハラミツジ):京都市東山区大和大路東入ル

951年(天暦5年)醍醐天皇第二皇子である光勝空也上人により開創された西国第十七番の札所です。
空也上人・平清盛像など平安・鎌倉時代の優れた重要文化財が多数納められております。
弁財天は崇徳帝がされた尊神で 福徳自在・技芸円満極まりなしと多くの方々が仰ぎ尊ばれています。
   - 写真左:弁財天 -
(六波羅蜜寺拡大)

 【大 黒 天】 妙円寺松ヶ崎大黒天:京都市左京区松ヶ崎東町3
(妙円寺拡大)
1616年(元和2年)に建立されたもので、松崎山妙円寺が正式な寺名ですが、 「松ヶ崎の大黒さん」と親しまれています。
本尊の大黒天像は伝教大師の作で、開運招福の福神様として広く信仰を集めています。

   - 写真左:松崎山妙円寺(クリック:大黒天) -

 【福 禄 寿】 赤山禅院:京都市左京区修学院赤山町

慈覚大師の遺言で創建された天台宗総本山・比叡山延暦寺の搭中で、 本尊の泰山府君(赤山明神)は京都御所の表鬼門に祀られ、方位の守護神として厚い尊敬を集めています。
また、懸(かけ)よせ(集金)の神として信仰も厚く、洛北の豊かな自然の境内は、紅葉の名所としても多くの人が訪れます。
   - 写真左:赤山禅院(セキザンゼンイン) -
(赤山禅院拡大)

 【寿 老 人】 革堂行願寺:京都市中京区寺町通竹屋町上ル
(革堂行願寺拡大)
平安初期に行円上人によって開かれたもので、観音霊所西国十九番札所です。
開基時は一条通であったが、「天下大平福寿円満」を祈る太閤秀吉により現所に移築されました。
本尊の寿老人の御真言を一日三回唱えると、福寿吉運が授かるといわれております。
   - 写真左:革堂行願寺(カクドウギョウガンジ) -

 【毘沙門天】 東 寺:京都市南区九条町1

東寺は平安遷都と共に建立された官寺(国立の寺)で、国家鎮護の為に、 唐で密教を学び帰国した弘法大師空海に託され、 唯一残る平安京の遺構で創建から1200年となります。
五重塔は現存するわが国最大の木造建築物デす。
毘沙門天が、弘法大師が入唐の際感得されたもので、無量の 智恵で学業成就や安産信仰を集めています。
   - 写真左:東 寺 -
(東寺拡大)

 【布 袋 尊】 黄檗山萬福寺(オウバクザンマンプクジ):宇治市五ヶ庄三番割
(黄檗山萬福寺拡大)
江戸初期、中国から渡来した隠元禅師が中国黄檗山を模し て創建した黄檗宗の大本山で、明朝様式の伽藍ガラン配置です。
隠元禅師の来日は、日本の仏教に新風を吹込むと同時に、 建築・仏像・書画・普茶料理等様々な文化を伝来されました。
布袋尊は、唐の時代に実在した僧釈契此シャクカイシがルーツとされ、 弥勅菩薩ミロクボサツ化現ケゲン(神仏が姿を変え現れる)としての信仰です。
   - 写真左:黄檗山萬福寺 -

【関連項目】
’09年02月01日「六本木・七福神」 ’09年04月01日「八福神を発見・京都」
’11年01月01日「鎌倉・八福神」  ’12年01月01日「深川・七福神」
’14年01月01日「谷中・七福神」  ’15年01月01日「日本橋・七福神」
’16年01月01日「下谷・七福神」  ’17年01月01日「柴又・七福神」
’18年01月01日「新宿・七福神」  ’19年01月01日「池上・七福神」

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