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七福の神様を福の神として尊崇した七福神の創設者が、上野東叡山の開祖 次慈眼大師天海僧正であったことは、余り世間に知られてない様です。
*** 東叡山護国院・「七福神のお話」 ***
【七福神めぐりマップ】 山手線・京浜東北線の田端駅を下車し徒歩7分程で 田端東覚寺(福禄寿)があります。 ここからスタートして、青雲寺(恵比須)・修性院(布袋尊)・ 谷中長安寺(寿老人)・天王寺(毘沙門天)・護国院(大黒天)・ 最後に上野不忍池:寛永寺(弁才天)を巡ります。 - 写真左:七福神MAP - |
【福禄寿】 東覚寺:北区田端 2-7-3
室町中期、延徳3年(1491年)に創建された古寺で、 宗派は真言宗豊山派です。 このお寺の福禄寿は、杖と宝珠を持っていて、 金襴の冠をかぶり、両手で経巻を握っている。 福禄寿は中国の神で、人望を表し、幸福・高給・ 長命の3つの福徳を授ける神です。 - 写真右:東覚寺(とうかくじ) - |
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【恵比須】 青雲寺:荒川区西日暮里3-6-4 宝歴年間(1751~64年)堀田正亮の中興と伝えられ、 宗派は臨済宗妙心寺派です。 文化4年(1807)と第二次世界大戦の大空襲と二度焼失し、今の重層造本堂は、昭和35年(1960)に竣工再建された。 恵美寿神は日本の神で、漁業・商売の神です。 - 写真左: 青雲寺(せいうんじ) - |
【布袋尊】 修性院:荒川区西日暮里 3-7-12 創建は天正元年(1573)、宗派は日蓮宗です。 布袋尊の描かれた桜色の塀が有名です。 春夏秋冬の布袋尊が描かれています。 ※右画像クリック! 布袋尊は中国の神で、大量を表現し、堪忍と和合を授ける神として信仰されてます。 - 写真右: 修性院(しゅしょういん) - |
【寿老人】 長安寺:台東区谷中 5-2-22 創建:寛文9年(1696) 宗派は:臨済宗妙心寺派です。 このお寺の寿老人は徳川家康が納めたと言われ、等身大の寄木彫刻で左脇には鹿を従えています。 寿老人は、中国の長寿の神です。 - 写真左:長安寺(ちょうあんじ) - |
【毘沙門天】 天王寺:台東区谷中7-14-8 文永11年(1274)日蓮の弟子・日源が法華曼荼羅を勧請して開山した。 寛永18年(1641)徳川家光・英勝院・春日局の外護を受け、将軍家の祈祷所となる。 開創時から日蓮宗でしたが、元禄11年(1698)強制的に天台宗に改宗された。 毘沙門天はインドの神様で、勝負事に利益ありとしても崇められております。。 - 写真左:天王寺(てんのうじ) - |
【大黒天】 護国院:台東区上野公園10-18 宗派は天台宗の寺院で、寛永2年(1625)に寛永寺の最初の子院として創建されました。 大黒天を安置する「東叡山寛永寺護国院」と号します。 大黒天はインド神で、福徳円満の神様です。 - 写真左: 護国院(ごこくいん) - |
護国院は徳川家霊廟の建立に伴い2度にわたり移転し、現在地に移ったのは宝永6年(1709)のことである。
【弁才天】 不忍池弁天堂:台東区上野公園 2-1 寛永2年(1625)江戸幕府は西の比叡山延暦寺に対応させ、この地に寛永寺を建立した。 開祖である慈眼大師・天海は、不忍池を琵琶湖に見立て竹生島になぞらえ弁天島(中之島)を築かせ、そこに弁天堂を作りました。 弁才天はインドの女神で、愛嬌を示し、芸能・弁舌才智の神として信仰があります。 - 写真左:寛永寺(不忍池弁天堂) - |
【関連項目】
’09年02月01日「六本木・七福神」 ’09年04月01日「八福神発見・京都」
’11年01月01日「鎌倉・八福神」 ’12年01月01日「深川・七福神」
’13年01月01日「京都・七福神」 ’15年01月01日「日本橋・七福神」
’16年01月01日「下谷・七福神」 ’17年01月01日「柴又・七福神」
’18年01月01日「新宿・七福神」 ’19年01月01日「池上・七福神」
資料 : ウッキペディア(谷中七福神)・ 谷中七福神
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