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【オリンピックの歴史】 古代オリンピックは、紀元前9世紀頃とされています。 ギリシアが中心のヘレニズム文化圏の宗教行事でした。 オリンピックが4年に一度になったのは、古代ギリシア人の太陰歴8年という周期が暦を司るのが神官で、 そこから祭典が開かれるようになり、後に半分の4年周期となった様です。 - 写真 : 五輪のマーク - |
第1回BC776~第13回BC728迄は、競争(191m走)1種目の競技。
第14回より中距離走、第18回ペンタスロン(5種競技)、第23回レスリング・ボクシング
など会を重ねるごとに増加したようです
最後の古代オリンピックは、AD393年第293回オリンピック競技大祭で、いろいろな
戦乱を乗り越え、1169年受継がれた伝統は終焉の時を迎えました
全ギリシャを征服したローマ、その後の暴君皇帝ネロの権力乱用等が終焉の要。
【近代オリンピック】
1500年の時が経過、19世紀末の1892年フランスのピエール・ド・クーベルタン男爵が、オリンピック復興の構想をソルボンヌ大における会議で提唱決議された
アマチュアリズムを基本とし、「古代の平和の祭典」の復興を目指したオリンピックで、第1回オリンピックを1896年ギリシャ王国アテネで開催することになった
第1回大会から全て参加しているのは、ギリシャ・イギリス・フランス・スイス・オーストラリアの5ヶ国のみです
第1回 アテネ大会・ギリシャ 1896年 14か国選手:241人
開会式はアテネのパンアテナイ競技場に5万人の観衆を集め、選手は男子のみで
古代オリンピック同様女子禁制の大会でした
陸上・水泳・体操・レスリング・フェンシング・射撃・自転車・テニスの8競技43種目
第2回 パリ大会・フランス 1900年 24ケ国選手:997人 16競技43種目
パリ万国博の付属大会として開催(5/20~10/28)され、女子選手(22人)も出場
第3回 セントルイス大会・アメリカ 1904年 13ケ国選手:681人 16競技87種目
同じく万国博の付属大会として開催、欧州から離れた為出場選手数が減った
第4回 ロンドン大会・イギリス 1908年 22ケ国選手:1999人 23競技110種目
個人やチームでの参加から、各国オリンピック委員会を通した選出となりました
第5回 ストックホルム大会・スウェーデン 1912年 28ケ国選手:2490人 15競技108種目
1909年クーベルタン男爵の呼びかけで嘉納治五郎がアジア初のIOC委員に就任
短距離の三島弥彦選手とマラソンの金栗四三の2人が日本代表として初参加です
第6回 ベルリン大会・ドイツ 1916年 第一次世界大戦勃発で開催不可能
第7回 アントワープ大会・ベルギー 1920年 29ケ国選手:2668人 23競技161種目
テニス:熊谷一弥選手銀・熊谷/柏尾誠一郎選手ペア(ダブルス:銀)初のメダル
スウェーデン射撃チーム:オスカー・スパーン選手(72歳280日)は団体銀を獲得は史上最年
尚、第5回大会(64歳258日)でも同種目の史上最年長金メダリストです
第8回 パリ大会・フランス 1924年 44ケ国選手:3070人 19競技140種目
レスリング・内藤克俊選手がけがを押して根性の銅メダルを獲得
第1回 シャモニー/モンブラン冬季大会 1924年 16ケ国選手:258人 4競技14種目
翌年、プラハで開催されたIOC総会で「第1回オリンピック冬季競技大会」と認定
第9回 アムステルダム大会・オランダ 1928年 46ケ国選手:2694人 16競技119種目
陸上三段跳びで織田幹雄選手が日本人初の金メダルを獲得、日本人女性初参加の
人見絹枝選手は、100m(世界記録保持者)は敗退したが800mで銀メダルを獲得
第2回 サンモリッツ冬季大会・スイス 1928年 25ケ国選手:464人 5競技14種目
冬季大会に6名の日本選手が初参加したが、完敗に終わる
第10回 ロサンゼルス大会・アメリカ 1932年 17ケ国選手:3956人 16競技128種目
日本人192名参加、競泳6種目中5種目で金メダル獲得、三段跳び:南部忠平選手
優勝で日本が2連覇、馬術大賞典障害:西竹一選手が優勝
第3回 レークプラシッド冬季大会・アメリカ 1932年 17ケ国選手:252人 4競技14種目
スキー・ジャンプの安達五郎選手の8位が日本選手の最高成績
第11回 ベルリン大会・ドイツ 1936年 49ケ国選手:3956人 21競技148種目
オリンピック史上初めての聖火リレーが行われる
陸上競技で三段跳び:田島直人選手が優勝3連覇達成・原田正夫選手が銀、孫基禎
日本代表(朝鮮出身)がマラソン優勝、棒高跳びで西田修平選手と大江季雄選手が
激闘し銀と銅を分け合った話は有名です
水泳は、男子競泳でも金3個獲得・200m平泳ぎは3連覇で、「前原がんばれ!」の
前畑秀子選手が競泳200mで女子初の金メダルを獲得する
第4回 ガルミッシュ・パルテンキルヘン大会・ドイツ 1936年 28ケ国選手:668人 4競技
17種目中フィギュアスケート女子に12歳の小学生・稲田悦子選手が26人中10位となる
第12回 東京大会・日本 1940年開催予定、日中戦争勃発で中止となる
代替地ヘルシンキで開催準備を進めたが、ソ連のフィンランド侵攻が始まり中止となる
第13回 ロンドン大会・イギリス 1944年
ヒトッラーのポーランド侵攻を引き金に、第2次世界大戦が始まり再び中止となる
第14回 ロンドン大会・イギリス 1948年 59ケ国選手:4064人 19競技151種目
第2次世界大戦の責任を問われ、日本とドイツは招待されなかった
ベルリン大会の聖火リレーが、IOC総会で『オリンピック憲章』に正式に加えられた
第5回 サンモリッツ冬季大会・スイス 1948年 28ケ国選手:669人 5競技22種目
1940年・1944年冬季大会が、世界大戦の影響で中止で、12年振りの開催となる
スキー選手のアマチュア性が問題となり、スキー抜きの冬季大会も検討された
第15回 ヘルシンキ大会・フィンランド 1952年 69ケ国選手:5429人 18競技149種目
ソビエトが初参加、大量の選手団を送り込み参加数871人も増加する
日本が19年振りに参加、レスリング・石井庄八選手が唯一の金メダルを獲得
第6回 オスロ冬季大会・ノルウェー 1952年 30ケ国選手:694人 4競技22種目
冬季大会で初めての聖火リレーが行われ、アルペン競技に大回転が登場
天才少年・高校3年生の猪谷千春が男子アルペン回転回転で11位となる
資料 : 公式財団法人 日本オリンピック委員会 ・ウッキペディア オリンピック
時事通信フォト 1924~2014大会間でのメダル内容とリスト
資 料:メダル獲得数:日本大会別・国別メダル獲得ランキング
競技種目別メダル獲得:男女種目別メダル獲得一覧表
2016リオオリンピック 入賞者一覧表
パラリンピック関連
2016リオパラリンピックメダル獲得者&入賞者一覧表
【関連項目】
’16年07月01日-2「オリンピックの歴史Ⅱ」 | ’16年08月01日「オリンピック豆知識」 |
’16年08月01日「オリンピック速報」 | ’16年09月08日「パラリンピック&速報」 |
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