新年明けまして おめでとうございます。 本年も宜しくお願い申し上げます。 板橋区と練馬区の寺院を巡る「板橋・七福神めぐり」です。 板橋七福神は、彫金と呼ばれた彫刻師の田中金太郎さんが、 昭和12年頃各寺院に寄進したものと言われてます。 高さ25㎝、白木造りの素朴な感じの福の神です。 - 写真:七福神のご朱印の色紙 - |
【恵比寿】観明寺(カンメイジ):板橋区板橋3-25 室町時代の創建と伝わる真言宗寺院で、本尊の聖観音立像は12世紀頃の作と考えられています。 境内には、寛文元年(1661年)の庚申塔や加賀藩下屋敷から遷された稲荷神社有り、明治6年(1873年)当時の住職が宿場の活気を取り戻す為、成田山の不動尊を観請して縁日を開きました。 商店街の名前は当寺の不動尊に由来します。 恵比寿天は航海や商売の守り神として祀られ、財宝をもたらすといわれ、広く信仰されています。 |
【毘沙門天】 文珠院(モンジュイン):板橋区仲宿 28-5
江戸時代前期、延命地蔵を祀るお堂を寺院と伝えられる真言宗寺院で、本尊の文殊菩薩坐像は、寛文年間(1661~1673年)の作と言われます。 毘沙門天はインドの神様で仏教を守護する四天王の一人です。 武神として正しき者を守護し、左手に持つ槍で邪気を払い、右手の多宝塔からは財宝を授与する後利益があります。 |
【福禄寿】 長命寺(チョウメイジ):板橋区東山町 48-5 真言宗豊山派、東光山医王院長命寺と号し、御本尊は薬師如来です。 創建は不明ですが、1652年の過去帳があるところからそのころの開山と言われてます。 現在の本堂は1782年に改装した記録があり、1919年と1963年は改造大修理が行われた。 福禄寿は中国の神様で、人望をあらわし、心の向上と発展を祈れば霊験を授かると伝えられ、福「幸福」・禄「高給」・寿「長命」の三つの福徳を授けるという御利益から「福禄寿」と呼ばれています。 |
【弁財天】 安養院(アンヨウイン):板橋区東新町2-30-23
鎌倉幕府の執権北条時頼によって創建されたと伝えられている真言宗寺院です。
本尊は紅頗梨色阿弥陀如来で孔雀座に座す江戸時代の作です。
弁財天はインドの神様、七福神唯一の女神で愛嬌を示し、音楽と芸術の神様として信仰され、弁財の「財」は商売繁盛の神様でもあります。
【布袋尊】 西光寺(サイコウジ):板橋区大谷口2-8-7 江戸時代初期に創建された観音堂が始まりと伝わる真言宗豊山派の寺院です。 境内の「しろかき地蔵」は室町時代の作とされ、区内最古の石地蔵です。 布袋尊は中国の神様で、心の豊かさを示し、「堪忍」と「和合」を教えてくれる神様として広く親しまれています。 |
【大黒天】 西光院(サイコウイン):板橋区南町31-1
創建年代は不詳ですが、「法師是空元和二丙辰年二月寂(1616)」との記載があり江戸初期に創建されたと考えられます。
真言宗豊山派寺院で、本尊は阿弥陀如来像です。
大黒天は福徳円満のインドの神様で、日本に伝えられてから出雲の大国主(オオクニヌシノミコト)と一体の神様となりました。
手に持つ打出の小槌は、怠け者には「心を打ち正し」働く者には「財宝を打ち出す」後利益があります。
【寿老人】 能満寺(ノウマンジ):練馬区旭丘2-15-5 江戸時代初期に僧・源心(1653年没)によって開山された真言宗豊山派の寺院、唯一練馬区なのは1947年(昭和22年)迄現在の練馬区は板橋区だったこともあり、「板橋七福神の寿老人」が安置されています。 寿老人は中国の神様で、儒教の祖である老子の化身であると伝えられています。 手にした杖には「人命の長寿」を記した巻物が結びつけられて、長寿のと利益を授けて下さいます。 |
【関連項目】
’09年02月01日「六本木・七福神」 ’09年04月01日「八福神を発見・京都」
’11年01月01日「鎌倉・八福神」 ’12年01月01日「深川・七福神」
’13年01月01日「京都・七福神」 ’14年01月01日「谷中・七福神」
’15年01月01日「日本橋・七福神」 ’16年01月01日「下谷・七福神」
’17年01月01日「柴又・七福神」 ’18年01月01日「新宿・七福神」
’19年01月01日「池上・七福神」 ’20年01月01日「目黒・七福神」
<調 査:本社 営業部門 >